2025年3月上旬に5歳4ヶ月の娘とベトナム9日間の旅に行ってきました!
0歳から地方移住や1週間単位で国内の旅行をしてきた娘ですが海外は今回初となります
日程
1日目 10:00発 関西国際空港〜13:30着 ハノイ
2日目 ハノイ 〜 9:00発 チャンアン半日ツアー 〜18:00着 ハノイ
3日目 ハノイ 〜 19:00発 寝台列車でダナンへ
4日目 11:00着 ダナン
5日目 ダナン
6日目 10:00発 ダナン〜ホイアン
7日目 13:00発 ホイアン〜ダナン
8日目 ダナン市内散策〜21:00発 ダナン国際空港
9日目 深夜1:00 香港経由〜8:00着 関西国際空港
1日目
ベトナム航空で興奮
行きはベトナム航空を利用。LCCのベトジェットエアもありますが、出発時間の微妙さと機内食代を考えたら、あまり変わらないと判断。
日本の航空会社と同じくらい対応やサービスが良く、上品なブルーの機体とアオザイを来たCAさんにテンションが上がります。

機内食も美味しい。チャイルドミールはチキンライスでしたがちょっと味が濃いめ。
5時間ほどのフライトですが、ベトナムビールもいただき、早くも旅の雰囲気を味わいました!
ハノイ着
入国審査や荷物の受け取りもスムーズに終え、いざゲートを出るとGrab(ベトナムで主流の個人タクシー)の客引き合戦。
「Grab探してるなら、俺がやってるよ!」と5人くらいに声をかけられましたが、直接交渉でトラブルになりたくなかったので断り続けました。
結局アプリでGrabを呼びましたが、人が多すぎてなかなか見つけられず、、、運転手の方からアプリ内で電話がかかってきたのですが英語が通じない。なんとか写真のやりとりで運転手さんが気付いてくれました。
この旅行中10回以上Grabを利用しましたが、運転士さんは4割くらいが全く英語喋れなくて6割くらい(ほぼダナン)は日常会話ができて、さらに営業されました。
空港から40分くらいで旧市街地にある宿に到着。
空港からは市バスも出発しているのですが、私が利用した宿はゲストハウスで裏通りにあったのでGrabで案内してもらえてとても助かりました。1,500円くらい。
宿から旧市街地の方へ散策に。どこにでもバイクが走っており、歩道もお店の椅子やディスプレイが占領し歩かせる気がなく(笑)足元の段差もガタガタしているので、とても気を張って歩きました。

歩き疲れて、Google Mapの口コミが良かったお店に適当に入りました。
店の雰囲気はよく、不味くはないのに、味付けが濃いのと量が多くて口に合わず。会計時に「口コミのレビューで5にしてくれたら割引するよ」と言われたので、高評価の裏事情がわかりました。こういう商売上手なところをベトナムでは沢山見ることになります。


本場のベトナム料理は大皿にパクチーやレモングラス、レタス、生のもやしなどがセットになっていて、それを混ぜて食べるから、料理自体の味付けが基本濃い。私たちは生野菜でお腹は壊さなかった!
バイクの多さ・ガスや魚醤の匂い・不衛生さ・喧騒、おまけに口に合わなかった晩御飯で「ベトナム無理かも、、、」と5年ぶりの異国に弱気になっていた私。
一方の娘は、夜になっても人がいっぱいでお祭りのような街に、テンションが上がり、ホアンキエム湖を上機嫌で一周し、5kmほど歩いて帰りました。
2日目
ツアー
子連れ旅だからこそ予定は詰め込まずに移動手段と宿だけ決めていました。
が、1日目で旧市街地を歩き周り、物に興味が薄い娘にとって2日目も街巡りじゃもたない!と、宿に戻り子供寝かしつけてから夜10時にklookでツアーを探しました(←おいおい)。
実は旅行前にベトナム映画「第三婦人と髪飾り」を鑑賞して、そのベトナムの大自然の原風景に魅了されました。ベトナムといえばハロン湾が有名ですが、私はチャンアンに行くことに。



ハロン湾が有名だけど、チャンアンの方が手漕ぎボートに乗れたり、アクティビティが面白そうだったので。日本人少なかった
前日の夜にようやく見つけたツアーは少人数の豪華ワゴンで行く朝から夕方までの英語ガイドのツアー。
ベトナムのカップル(北米に移住していてベトナムでは富裕層だと思う)数組と香港の方、ドイツの方、私たち。
ニンビン省ではまずは2010年にできたバイディン寺に。豪華絢爛とはまさにこのこと。回廊には500体の仏像が。しかも全部ポーズや顔が違います。本堂には9.5mもの高さのある青銅でできた大仏が3体も。
他にも仏像をいろいろ見たのですが、もう規模は大きいしキンキラキンだしお腹いっぱい・・
同じツアーのベトナム人の人たちはたいそうに拝んでいて、厳かなイメージな雰囲気でした。ここで宗教の違いなど話してツアーの方達と仲良くなりました。
発展途上国でこれだけの豪華な寺院を作るために資金が集まるのは、さぞ熱心な信者が多いんだろうなと思います。
ご飯は団体客用のレストラン。ビュッフェ形式でしたが味はあんまり・・・娘はコーンスープとフルーツで乗り切ります。
チャンアン景観遺跡群で手漕ぎボート
お待ちかねの手漕ぎボート。おばちゃんが大人3人+子供を乗せて勢いよく漕いでくれます。
これはまさに映画「第三婦人と髪飾り」の冒頭に登場する、嫁に嫁ぐために水墨画のような渓谷の間を流れる川を小舟で渡るあの原風景。観光の小舟がたくさん泳いでいるのにどこか静かで、時間がゆったり流れるような気持ちでした。
とはいえ、イタリアの青の洞窟に入るように、頭を屈めないとぶつかりそうな(いや確実にぶつかる)洞窟を船でくぐっていきます。洞窟の中も7分くらい彷徨い、冒険気分。しかも3つも。
しばらくすると、フォトスポットの水上の寺院?に。
途中、おばちゃんが、ボートを漕がせてくれたり、と子供も大人も楽しめました。
アクティビティ感を楽しむならハロン湾よりチャンアンをお勧めします。
あと船着場にあった欧米系のカフェの抹茶ラテとバナナケーキがめちゃくちゃ美味しかった。慣れた味という安心感と、コーヒーやサンドイッチなども本格的でした。(写真なくてごめんなさい><)
ハンムアに登山
チャンアン渓谷を一望できるハンムアという寺院。ニンビン随一の絶景スポットですが、そのために約500段の階段を登らなければいけません。最初は整備されていた石段も、頂上に行くにつれてゴツゴツとして、段の大きさもまちまちになります。
登った甲斐がある、素晴らしい情景。曇りなのが悔しい、、、
このハンムアの麓は広大な蓮池になっており、夏の早朝は蓮の花が一面に広がるそうです。その頃にはアオザイを着て、写真を撮りにくる人でいっぱいになるのだとか。
ハンムアから約2時間かけてハノイに帰ります。疲れてみんな爆睡(笑)
ホテル近くに送ってもらいました。ツアー中、大人たちにたくさん可愛がってもらった娘。連れて帰られるんじゃないかってぐらい(笑)子供が大好きなのが伝わってきてとてもほっこりしました。こういうのって普段日本で生活してるとあんまりなくて、娘を連れてきて本当に良かったなと思いました。
3日目
自称ツアーガイドのおじさんにひっかかる
昨日がハードだったのでゆっくり宿の朝ごはんを食べます。今日の予定はハノイ旧市街街歩きしてから夜行列車でハノイを離れます。
徒歩でトレインストリートで列車が通るのを見に行こうとすると、「もっといい場所に案内するよ」と個人ガイドのおじさん(後に父と同い年と知る)にしつこく勧誘。しかもバイク移動。
結局根負けして半日ツアーをお願いしました。危機意識が無さすぎる!とお叱りを受けそうですが「僕はいつも孫を学校まで送ってるんだよ、スピード出さないよ」とのことで徐行で3人乗り。ベトナムでは4人乗りまでOKらしい。
チャンさん(ガイドのおじちゃん)にトレインストリートに連れてきてもらい写真タイム。英語と翻訳ツールを駆使してコミュニケーションをとってくれます。
その他にもホーチミン廟や、隣接する一柱寺、戦闘機を見に行ったり。チャンさんのお父さんはベトナム戦争で戦い、チャンさん自身はカンボジアで戦った兵士だったそうです。第二次世界大戦が終わっても、つい最近まで戦争をしていた国、少し年配の方がその当事者だということを本ではなく実際に聞けた貴重な経験になりました。
私が当初チャンさんが提示したツアーの金額を間違えてしまい、ちょっとしたトラブルになりましたが、3時間で3,000円ほど支払って交渉成立。本当は5,000円くらい欲しかったみたいですが、ぼったくりだと思います。
こういうことがあるので、ツアーなどはちゃんとした業者を通した方がいいなとは思いましたが、バイクに乗れたり、チャンさん自身の話を聞けたり、徒歩ではいけなかった場所に行けたりと大満足。娘は帰国してからも度々バイクまた乗りたいといってきます。
その後も街ぶらしてから、夕食を食べてから、徒歩で夜行列車の出発駅に向かいます!
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